The Stranger/Billy Joel

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ビリー・ジョエルの「The Stranger」を紹介します。

イントロの哀愁ただようピアノと口笛のメロディーが魅力的なビリー・ジョエルの代表曲です。



Billy Joel - The Stranger (Audio)

日本独自でシングルカットし、オリコン総合チャート2位の大ヒット

ビリー・ジョエルの代表曲で、1977年に発表された同名アルバム「The Stranger」の2曲目に収録されています。

米国ではシングルカットされませんでしたが、日本ではシングルカットされ、ソニーのステレオラジカセのCMに使われたこともあり、大ヒットして、オリコンの洋楽チャートで1位を13週獲得、そして総合チャートで2位まで上昇しました。

(ちなみにその時の総合チャートの1位はピンクレディーの「モンスター」)

 

米国でシングルカットしなかったのは、米国ではアルバムを重要視していることや第一弾シングルの「素顔のままで(原題:Just the Way You Are)」が大ヒットしたことなどが理由として考えられ、それに対して日本の場合はシングルを重要視していることや「素顔のままで」が大ヒットとまではいかなかったことが、「ストレンジャー」をシングルカットした理由ではないかと思われます。

いずれにしても、結果としてこのシングルカットは大成功を収め、日本におけるビリー・ジョエルの名を不動のものとしました。

イントロの哀愁漂うメロディが最大の魅力

この曲の最大の魅力は、イントロの哀愁ただようピアノと口笛のメロディーであることは間違いありません。特に口笛のパートは日本人の琴線に触れたのではないでしょうか。

私自身も深夜ラジオで初めて聞いたとき、口笛のイントロに引き込まれ、レコードを買いに行ったことを今でも覚えています。

このイントロのメロディーは曲の最期にも流れるのですが、あらためて聴いてみると曲の初めは、ピアノ⇒口笛の順ですが、曲の最期は順番が逆で、口笛⇒ピアノとなっています。順番を逆にすることに意味があったかどうかは分かりませんが、ピアノを最後にしてフェードアウトすることで哀愁が増している気がします。

なお、アルバムの最後もシングルと同じメロディで終わっていて、アルバム全体を通したテーマとなっています。

同名アルバムについて

最後にアルバムについても少し紹介します。

1977年に発表された自身5枚目のアルバム。名プロデューサーであったフィル・ラモーンを迎えいれて、全米アルバムチャートで最高位2位を獲得し、現在までに1000万枚以上を売り上げて自身最大のセールスを記録。

第一弾でシングルカットされた「素顔のままで(原題:Just the Way You Are)」はグラミー賞の最優秀レコードと最優秀楽曲を受賞。


Billy Joel - Just the Way You Are (Official Audio)

他にも、「ムーヴィン・アウト」「イタリアンレストランで」「シーズ・オールウエイズ・ア・ウーマン」などビリー・ジョエルを語る上では欠かせない佳曲を多数収録。

 

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