70's洋楽!星野源の人生を変えた曲|Fantasy/Earth Wind & Fire

f:id:retire-papa:20210428162314p:plain


Earth Wind & Fireの「Fantasy(邦題:宇宙のファンタジー)」を紹介します。NHK SONGSで星野源さんの人生を変えた曲として紹介された踊れる曲であると同時に宇宙や魂を感じさせるような素晴らしい曲です。

 


www.youtube.com

アメリカ本国ではヒットしなかったが、日本ではディスコブームに乗り大ヒット

1977年に発売されたアルバム『太陽神』(All 'N All) からシングルカットされ、全米ビルボードチャートでは最高32位とアメリカではそれほどヒットしませんでしたが、日本では大ヒットしオリコン洋楽シングルチャートで1位を獲得しました。

一般的に日本では当時のディスコブームに乗ってヒットしたと言われていますが、個人的にはそれだけではなく、この曲の宇宙や魂を感じさせる崇高な曲調が日本人に合ったのではないかと思います。当時、深夜ラジオでよくかかっていましたが、夜中にラジオで聴くと異次元の世界にいるような感じになったのをよく覚えています。

実は最近知ったのですが、この曲はフォーリーブスがカバーしていています。Youtubeで聴いてみましたが、ちょっと残念な感じでした。(当然ヒットしてません。)当時ブラスロックバンドとして活躍していたスペクトラムのカバーだったら、まだ良かったと思うのですが。。。

ちなみにEarth Wind & Fireは日本との関係も深く、アルバムジャケットのイラストの数多くを日本人の長岡秀星氏が手掛けたことで知られており、Fantasyが収録された「太陽神」のイラスト(上記Youtubeの画像)も長岡秀星氏が手掛けています。

聴く人をひきつけ、ドラマの劇中でも使われた印象的なイントロ

この曲はイントロから聴く人をひきつけます。キーボードが奏でる哀愁のあるメロディーから一転して、ブラスとリズム隊が一体となったリズムとカッティングのきいたギターで構成される印象的なリフはこの曲のベースとなっています。この部分だけを繰り返すいわゆるループミュージックにしても成り立つような気がします。

この曲は「ラブシャッフル」(2009年)というテレビドラマの主題歌で使用されたのですが、劇中ではこのイントロ部のリフが効果的に使われていました。

サビ終わりのハイトーンボーカルが魂の叫びのようで感動的

印象的なイントロに続くAメロ/Bメロですが、メロディアスでありながらリズムのノリもいいので、体が動きながらも聴き入ってしまいます。それに続くサビではイントロの哀愁のあるメロディーを回収するような美しくて哀愁のあるメロディーが繰り返され、最後に向けて盛り上がっていきます。

そして最後にサビの終わりと重なるように現れるハイトーンのボーカル(MVの4:20~)がこの曲の最高点であり魂の叫びのように聴こえ感動を呼びます。

星野源さんの人生を変えた曲

星野源さんは2021年6月24日放送のNHK SONGSで人生を変えた曲として「宇宙のファンタジー」をあげ、『バーでこの曲のライブ映像が流れたときに店内のお客さん全員で盛り上がりお祭り会場になったのを見て、こういう曲を作りたいと思って作ったのが「Week End」という曲』と語っていました。


www.youtube.com

私とは視点がちょっと違うなとは思うのですが、この曲は私も大好きで洋楽を本格的に聴くきっかけにもなった曲なので、星野源さんも好きな曲だと知って嬉しかったです。

日本人アーティストがリスペクトした曲

他にも70-80年代洋楽の中に日本人アーティストがリスペクトした(と言われている)曲がありますので、よろしければ聴いてみて下さい。

※曲名をクリックすると紹介記事に飛びます。

 

Michael Jackson - Rock With You

同じNHK SONGSで星野源さんの心の支えになった曲として紹介された素敵なメロディーとマイケルの歌唱力が響く素敵な1曲です。

 

Boston - A Man I'll Never Be

小田和正さんがオフコース時代にこの曲にインスパイヤされて「愛を止めないで」を作ったそうです。

 

Aerosmith - Sweet Emotion

相川七瀬さんの代表曲の「Sweet Emotion」の曲名の由来となった曲です。

さらに布袋寅泰さんの「Beat Emotion」はこの曲の影響を受けているそうで、聴いてみると確かに似ています。

 

合わせて読みたい。

retire-papa.hatenablog.com