株式投資で好機を待つための格言「見逃しの三振はない」

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株式投資においては買いのタイミングが非常に重要であり、そのためには好機を待つことが必要です。その好機を待つために大変参考となるバフェットの格言を紹介します。

 

 好機を待てる我慢に必要なバフェットの格言

株式投資で成功するために必要な4つのこと」の記事で好機を待てる我慢が必要だと紹介しましたが、それを体得するための指針となる格言があります。 

 

『株式市場に見逃しの三振は無い、

 絶好球がくるまで待って打てばよい』

 

これは投資家として敬愛するウォーレン・バフェット氏の言葉です。

バフェット氏と言えば、バフェット銘柄という言葉があるぐらい銘柄選択の極意についての言葉、例えば「経済的な堀がある銘柄を選ぶ」「理解できない企業には投資しない」など、が有名ですが、この言葉は投資するタイミングに関するものです。

野球では、2ストライクからストライクゾーンぎりぎりのボールが来た場合、見逃してしまうと三振でアウトになってしまいます。従って、バットを振って打ちに行きますが、ストライクゾーンぎりぎりのボールでは、打ち損じる又は空振りの三振になる確率が高くなります。

しかし、株式投資では見逃すことで三振になることはありません。従って、ストライクゾーンぎりぎりのボールは見逃し続け、ど真ん中の絶好球、野球用語でのホームランボール、がきたときのみバットを振れば、ホームランを打てる確率が高くなることをこの格言は示しています。

個人投資家がプロの投資家に勝てるポイント

この格言、プロの投資家には当てはまりません。プロの投資家の場合、3か月とか半年といった決算があるため、その期間ずっと見逃すわけにはいかず、くさいボールを打ちに行く必要があります。そのため、ホームランを打てる確率は下がることになります。

個人投資家の場合、決算は無く見逃し続けることができるため、ここが個人投資家がプロに勝てるポイントとも言えます。

格言を実行するために必要なこと

この格言を実行するにあたり、必要なことがふたつあります。

ひとつは、ホームランボールを見極めるための知識や経験であり、もうひとつはそれを待ち続けることができる意思です。

株式投資でのホームランボールとは、超優良銘柄が超格安になるタイミングであり、

それを見極めるためには、超優良企業の選択と適正価格を算出するための知識と経験が必要です。そして適正価格と市場価格とが乖離するタイミングをひたすら待ち続けることができれば、株式投資でのホームランが打てる確率が高くなります。

バフェットは好機を数年間待ち続けたり、来ないため見送ったこともある

ちなみにバフェット氏は、投資する銘柄を見定めてから、ホームランボールが来るまで数年間も待ち続けたことや、場合によっては投資を見送ったこともあるそうです。

普通であれば銘柄を見定めた時点で満足し、少しでも甘いボールが来たら振りに行ってしまうところですが、あれだけの投資実績を得るにはそれだけの時間軸を持って投資する必要があるのだとあらためて尊敬し、見習いたいと思っています。

 

ホームランボールをひたすら待ち、それが来たら大量の投資資金を投入することができれば株式投資において大きな成果を得ることが可能となります。

 

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