80’s洋楽!令和でも通用するこの1曲|Africa/TOTO

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TOTOの「Africa」を紹介します。

Aメロ・Bメロでも繰り返されるイントロのフレーズとパーカッションの軽快なリズムがアフリカを感じさせる普遍的な曲にしています。2018年にはウィーザーがカバーして再ヒットした、まさに時代を感じさせない1曲です。

 

  


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ビルボード一位を獲得し、収録したアルバム「TOTO IV」は グラミー賞を2部門受賞

1982年に発表したアルバム「TOTO IV〜聖なる剣」に収録され、ビルボードチャートで一位を獲得し、TOTO最大のヒット曲となりました。

なお、アルバム「TOTO IV〜聖なる剣」はグラミー賞を2部門受賞しました。(同アルバムに収録された「Rosanna」は3部門受賞)

2018年にウィーザーがカバーし、再ヒット

2018年に90年代オルタナティヴ・ロックを代表するバンドのウィーザーがこの曲をカバーし、全米ビルボード・チャートの「Alternative Songs」で1位を獲得しました。

オリジナルを踏襲したカバーで、キーボードソロの音色くらいしか違いがないのですが、個人的にはTOTOのオリジナルの方が洗練されていて今の時代にも合っている気がします。


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弱かったボーカルをボーカリストをパートで分けることでカバー

TOTOボズ・スキャッグスのレコードセッションがきっかけとなり、そこに集まった一流のスタジオミュージシャンが中心となって結成したバンドで、演奏は素晴らしかったのですが、ボーカルが今一歩という弱点がありました。そのため、ボーカルを4人変えています。

この曲では、落ち着いたAメロ・Bメロは専任ボーカリストボビー・キンボールではなく、キーボードのデヴィッド・ペイチが歌い、サビは声量のあるボビー・キンボールが歌う構成をとることで、弱点のボーカルをカバーしています。

アフリカのイメージに合わせるために看板であるギターソロをはずした?

TOTOのスティーブ・ルカサーは80年代のロックを代表するギタリストであり、そのギター演奏、特にギターソロはTOTOの看板です。その看板のギターソロがこの「Africa」には無く、間奏はキーボードソロのみになっています。

これは想像ですが、アフリカのイメージにはギターは向いていないと考えたのではないのでしょうか。

アフリカを感じさせるイントロのフレーズと軽快なパーカッション

この曲の特徴は冒頭でも述べた通り、Aメロ・Bメロでも繰り返されるイントロのフレーズと軽快なリズムを刻むパーカッションがアフリカを感じさせています。

それにボーカルの弱点をカバーし、さらに看板であるギターソロをはずしてまで曲のイメージを大事にすることで時代を超える名曲が誕生したと思います。

 

令和に聴いても通用する70-80年代洋楽曲

他にも70-80年代洋楽の中で令和の今聴いても十分に通用すると思われる曲をセレクトしてみましたので、よろしければ聴いてみて下さい。

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