80's洋楽!令和でも通用するこの1曲|Everything She Wants/Wham!

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Wham! の「Everything She Wants(邦題:恋のかけひき)」を紹介します。80年代当時のダンスナンバーよりは現在のダンスナンバーのトレンドに近く、淡々とした曲の進行が癖になる曲です。

 


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全米チャート1位を獲得、英国では「Last Cristmas」と両A面シングル

Wham! の2ndアルバム「Make It Big」からの3rdシングルで、1984年に米国でリリースされ全米チャートは1位を獲得しました。同アルバムからは「Wake Me Up Before You Go-Go」「Careless Whisper」も全米チャート1位を獲得し、1枚のアルバムから3曲の全米チャート1位獲得は、Bee Geesの「Saturday Night Fever」以来7年ぶりで、80年代に入ってからは初の快挙となります。

Wham! 本国のイギリスでは「Last Christmas」との両A面シングルで発売され大ヒットしましたが、同時期にBand Aidの「Do They Know It's Christmas?」という全英のオールスターが集結したチャリティーソングがあったため、英国では2位どまりでした。(Band AidにはWham! も参加しています。)

日本では邦題を「恋のかけひき」として発売されましたが、Wham! の代表曲となる「Wake Me Up Before You Go-Go」「Careless Whisper」の存在が大きかったことや当時のWham! のイメージとはちょっと違うこともあってか、大ヒットにはなりませんでした。

当時のダンスナンバーとしては異質だが淡々とした進行が癖になる曲

この曲はダンスナンバーなのですが、Wham! の他のダンスナンバー、例えば「Bad Boys」「Club Toropicana」「Wake Me Up Before You Go-Go」などの明るく陽気なダンスナンバーとは全然違い、当時は「これってWham!の曲?」と思われるような曲調でした。また80年代前半のファンキーやユーロビートのダンスナンバーとも異なり、どちらかと言えば現代のダンスナンバーの方が近い感じがします。これはビートを抑えたプログラミング・サウンドであることと、メリハリを抑えて淡々と曲を進めていることによるものだと思います。Wham! の他の曲のようにはじけていない分だけ爆発力には欠けますが、じわりじわりと浸透して癖になる曲です。

ジョージ・マイケルは解散後もライブで演奏

この曲はWham! ファンには非常に人気が高く、隠れ一番人気の曲ともいわれています。そして解散後、ソロになったジョージ・マイケルWham! 時代の曲を忌避していたが、この曲は例外で気に入っていてライブには欠かせない曲となっています。

 

令和に聴いても通用する70-80年代洋楽曲

他にも70-80年代洋楽の中で令和の今聴いても十分に通用すると思われる曲をセレクトしてみましたので、よろしければ聴いてみて下さい。

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