80's洋楽!令和でも通用するこの1曲|Will You Still Love Me? /Chicago

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シカゴの『Will You Still Love Me?(邦題:スティル・ラブ・ミー)』を紹介します。シカゴのバラードといえば、「素直になれなくて」が有名ですが、この曲はそれに劣らぬ名バラードです。

 

Chicago - Will You Still Love Me? (Official Music Video)

米国では大ヒットしたが、日本ではそれほどヒットしなかった

1986年にリリースされたシカゴ15枚目のアルバム「Chicago 18」に収録され、セカンドシングルとして米国ではビルボードチャートで最高位3位まで上昇する大ヒットとなりましたが、日本では80年代後半のユーロビートなどのディスコ系の曲の流行や、代表曲「素直になれなくて(原題:Hard to Say I'm Sorry)」の存在が大きかったことなどもあってか、それほどヒットしませんでした。

看板ヴォーカルのピーター・セテラ脱退後の初めてのアルバム

「Chicago 18」は、1985年にシカゴを象徴するヴォーカルであったピーター・セテラがグループから脱退した後の初めてのアルバムになります。

この曲のリードヴォーカルは新たに加入したベーシストのジェイソン・シェフがとりましたが、ピーター・セテラの歌声に近いため、ヴォーカル変更による影響は小さかったように思います。

ちなみにピーター・セテラは脱退後、映画『ベスト・キッド2』の主題歌「Glory of Love」や日本のオリコン洋楽シングルチャートで4週連続1位を獲得した「STAY WITH ME」などのヒット曲を出しています。

素晴らしいメロディーラインと盛り上げるコーラスとバンドサウンド

この曲は <Aメロ⇒Bメロ⇒サビ> を2回繰り返した後に<大サビ>に行くスタンダードな構成ですが、どのパートも素晴らしいメロディーラインになっています。

1番目のAメロからサビまでは淡々と進んでいきますが、2番目のAメロとBメロでは、部分的にコードを変えることで、(上記MV:Aメロ 1:49~、Bメロ 2:03~)この後のサビの印象が変わり、そして大サビに向けて盛り上げていきます。

ところで、この曲には間奏がありません。普通バンドだとギターソロやキーボードソロがありますが、どちらも無い、バンドとしては珍しい曲です。その狙いは分かりませんが、個人的には間奏がないことで間延びせずに全体が引き締まっている感じがします。

(個人的には、前に紹介した「トワイライト・ハイウエイ/ボズ・スキャッグス」でのカルロス・サンタナや「ボヘミアン・ラプソディ/クイーン)のブライアン・メイのように素晴らしいギターソロ以外、ソロは無くてもいいのかなと思っています。)

メロディーラインを盛り上げるコーラスとバンドサウンドも素晴らしく、まさにシカゴの真骨頂となる名曲です。

 

令和に聴いても通用する70-80年代洋楽曲

他にも70-80年代洋楽の中で令和の今聴いても十分に通用すると思われる曲をセレクトしてみましたので、よろしければ聴いてみて下さい。

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