70's洋楽!令和でも通用するこの1曲|A Man I'll Never Be/Boston

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鬼才トム・ショルツが作り上げた美しいメロディーと重厚なギターソロが印象的な珠玉のロックバラード「 A Man I'll Never Be」(Boston)を紹介します。今聴いても古さを感じさせない時代を超えた名曲です。

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70's洋楽!令和でも通用するこの1曲|Sweet Emotion/Aerosmith

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エアロスミスの「Sweet Emotion(邦題:スイート・エモーション)」を紹介します。テレビ東京の「カンブリア宮殿」のオープニング曲に使われたベースによるイントロがとても印象的ですが、歌や間奏もカッコよく、バンドをやっている人なら演奏したくなる曲です。

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70's洋楽!令和でも通用するこの1曲|What a Fool Believes/The Doobie Brothers

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ドゥービー・ブラザーズの「What a Fool Believes(邦題:ホワット・ア・フール・ビリーブス)」を紹介します。

特徴的なキーボードのリフと軽快なリズムを刻むパーカッションによる時代を感じさせないアレンジがポップな曲に仕上げています。何度かCMでも使われ、最近でもサントリーのクラフトボスのCMで使われている、まさに時代を感じさせない、これからもずっと聴き継がれる1曲です。

 


The Doobie Brothers - What A Fool Believes (Official Music Video)

ビルボード一位を獲得し、グラミー賞を2部門受賞

1978年に発表した『ミニット・バイ・ミニット』に収録され、ビルボードチャートで一位を獲得、さらにグラミー賞の最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞の2部門を受賞し、ドゥービー・ブラザーズ最大のヒット曲となりました。

なお、作曲はマイケル・マクドナルドと、「フットルース」「トップガン」を代表曲とするサントラの帝王ケニー・ロギンスの共作です。

日産、トヨタサントリーのCM曲として使用

日本ではCM曲として度々使われ、今もサントリーのクラフトボスのCMで流れていますので、聴いたことがある人が多いと思います。

 ※日産ティアナはマットビアンコによるカバー曲


What A Fool Believes | Matt Bianco

 

ただし、日本では曲に比べてドゥービー・ブラザーズ知名度が劣るようで、「このCMに使われているのは誰の曲?」といった質問がネットでされています。

 マイケル・マクドナルド加入後はAOR路線へと大きく変化

ドゥービー・ブラザーズは「Listen to the Music」「Long Train Runnin'」「China Grove」といった、カントリー色の強いアメリカン・ロックのバンドでしたが、スティーリー・ダンのツアーメンバーだったマイケル・マクドナルド加入後はAOR路線へと変更し、この「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」へと開花しました。

ただし、もともとのドゥービー・ブラザーズのファンからするとAOR路線後は邪道で、アメリカンロック時代が真のドゥービー・ブラザーズだと信じている人が多いようです。確かに、AOR路線前後では別のバンドと言ってもおかしくない感じです。

 オシャレでカッコいいアレンジ

この曲はCMで度々使われるだけあって、おしゃれでカッコいい曲だなとつくづく思います。メロディーやボーカルはもちろんいいのですが、アレンジが素晴らしく、特にキーボードのリフがオシャレで、そしてパーカッションの刻む軽快なリズムがこの曲をPOPな仕上がりにしています。

ちょっと残念なのはキーボードの音色が少し古さを感じさせるので、キーボードを今のトレンドでリミックスしたら、もっと今にマッチすると思います。

ですが、この曲は時代を感じさせないので、これからもずっと聴かれていく曲になると思います。

 

令和に聴いても通用する70-80年代洋楽曲

他にも70-80年代洋楽の中で令和の今聴いても十分に通用すると思われる曲をセレクトしてみましたので、よろしければ聴いてみて下さい。

※曲名をクリックすると紹介記事に飛びます。

 

80's洋楽!令和でも通用するこの1曲|Shout /Tears For Fears

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ティアーズ・フォー・フィアーズの「Shout」を紹介します。繰り返されるサビがとにかくカッコよく、一緒に歌って(叫んで?)しまう曲です。 


Tears For Fears - Shout (Official Music Video)

全米でNo.1を獲得し、日本でも車のCMに起用

1985年にリリースしたティアーズ・フォー・フィアーズのセカンドアルバム「シャウト(原題:Songs from the Big Chair)」に収録され、セカンドシングルとして全米ビルボードチャートで1位を獲得する大ヒットとなりました。

また、アルバム「シャウト」は世界中で1000万枚近くを売り上げる大ヒットとなり、サードシングルの「ルール・ザ・ワールド」も全米ビルボードチャートで1位を獲得しました。

日本では舘ひろしさんが出演したスズキ「カルタス」のCMソングとして使われましたので覚えている方も多いと思います。

カッコいいサビを連発

この曲はサビとAメロのみで構成されていて、イントロの後にいきなりサビから始まりますが、このサビがとにかくカッコよく、一度聴いたら忘れられないフレーズです。

「Shout, shout Let it all out

These are the things I can do without
Come on  I'm talking to you Come on」

このサビのフレーズは曲中に10回も出てきて、時間にして約3分、曲の半分をサビが占めます。これだけサビを連発されると普通なら辟易してしまいそうですが、そうさせないくらいカッコいいサビです。

 重厚で荘厳な雰囲気のブリティッシュ・ロック

サビが目立つ曲ですが、Aメロや間奏も秀逸で曲全体を重厚で荘厳な雰囲気にさせています。ティアーズ・フォー・フィアーズは英国のミュージシャンであり、ブリティッシュ・ポップの系譜にありますが、この曲に関してはブリティッシュ・ロックを感じさせます。

ちなみに、この曲に続き全米No.1となったサードシングルの「ルール・ザ・ワールド」は、まさにブリティッシュ・ポップで、同じアーティストなの?と思うぐらい曲調が違いますので、ぜひ聴き比べてみてください。


Tears For Fears - Everybody Wants To Rule The World (Official Music Video)

 

 

令和に聴いても通用する70-80年代洋楽曲

他にも70-80年代洋楽の中で令和の今聴いても十分に通用すると思われる曲をセレクトしてみましたので、よろしければ聴いてみて下さい。

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80's洋楽!令和でも通用するこの1曲|Will You Still Love Me? /Chicago

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シカゴの『Will You Still Love Me?(邦題:スティル・ラブ・ミー)』を紹介します。シカゴのバラードといえば、「素直になれなくて」が有名ですが、この曲はそれに劣らぬ名バラードです。

 

Chicago - Will You Still Love Me? (Official Music Video)

米国では大ヒットしたが、日本ではそれほどヒットしなかった

1986年にリリースされたシカゴ15枚目のアルバム「Chicago 18」に収録され、セカンドシングルとして米国ではビルボードチャートで最高位3位まで上昇する大ヒットとなりましたが、日本では80年代後半のユーロビートなどのディスコ系の曲の流行や、代表曲「素直になれなくて(原題:Hard to Say I'm Sorry)」の存在が大きかったことなどもあってか、それほどヒットしませんでした。

看板ヴォーカルのピーター・セテラ脱退後の初めてのアルバム

「Chicago 18」は、1985年にシカゴを象徴するヴォーカルであったピーター・セテラがグループから脱退した後の初めてのアルバムになります。

この曲のリードヴォーカルは新たに加入したベーシストのジェイソン・シェフがとりましたが、ピーター・セテラの歌声に近いため、ヴォーカル変更による影響は小さかったように思います。

ちなみにピーター・セテラは脱退後、映画『ベスト・キッド2』の主題歌「Glory of Love」や日本のオリコン洋楽シングルチャートで4週連続1位を獲得した「STAY WITH ME」などのヒット曲を出しています。

素晴らしいメロディーラインと盛り上げるコーラスとバンドサウンド

この曲は <Aメロ⇒Bメロ⇒サビ> を2回繰り返した後に<大サビ>に行くスタンダードな構成ですが、どのパートも素晴らしいメロディーラインになっています。

1番目のAメロからサビまでは淡々と進んでいきますが、2番目のAメロとBメロでは、部分的にコードを変えることで、(上記MV:Aメロ 1:49~、Bメロ 2:03~)この後のサビの印象が変わり、そして大サビに向けて盛り上げていきます。

ところで、この曲には間奏がありません。普通バンドだとギターソロやキーボードソロがありますが、どちらも無い、バンドとしては珍しい曲です。その狙いは分かりませんが、個人的には間奏がないことで間延びせずに全体が引き締まっている感じがします。

(個人的には、前に紹介した「トワイライト・ハイウエイ/ボズ・スキャッグス」でのカルロス・サンタナや「ボヘミアン・ラプソディ/クイーン)のブライアン・メイのように素晴らしいギターソロ以外、ソロは無くてもいいのかなと思っています。)

メロディーラインを盛り上げるコーラスとバンドサウンドも素晴らしく、まさにシカゴの真骨頂となる名曲です。

 

令和に聴いても通用する70-80年代洋楽曲

他にも70-80年代洋楽の中で令和の今聴いても十分に通用すると思われる曲をセレクトしてみましたので、よろしければ聴いてみて下さい。

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