高齢パパあるある|五十肩でキャッチボールができないときの対策
子供とキャッチボールをすることが夢だったり、楽しみにしている人は多いと思います。野球が盛んだったころに少年時代を過ごした50代はその想いが強い方が多いと思いますが、その夢を打ち砕くのが五十肩です。
五十肩の辛さと子供とキャッチボールができなくなったときの対策を紹介します。
子供とキャッチボールすることが夢
「パパは野球少年⇔子供はサッカーキッズ」の記事で書きましたが、小学校時代を野球の盛んな横浜市で過ごし、周りの友達と野球ばかりしている野球少年でした。父親も野球が好きだったので、よく父親とキャッチボールをしていました。キャッチボールといっても野手同士のものではなく、私が投手、父親が捕手のいわゆる投球練習です。
キャッチボールする度に父親は「また球が速くなった」と嬉しそうに言っていたのを覚えています。それがとても楽しく、そして嬉しかったので、自分も子供とキャッチボールして、子供が投げるボールの速さで成長を実感することが夢でした。
50肩になり、まともにキャッチボールができない
そして待望の男の子が生まれ、いよいよキャッチボールできる年齢(小学一年生)になったときに、何と私が50肩になり、まともにキャッチボールができない状態になってしまいました。
突然、利き腕の右手が上がらなくなり、整形外科に行ったところ、50肩との診断をうけました。腕は水平くらいまでしか上がらず、ボールも下からしか投げることはできませんでした。
その時子供は野球を始めたばかりだったので、下投げでもなんとかなりましたが、上達していくと下投げでは対応できなくなります。子供の上達と私の肩の回復との勝負ですが、普通に治療していたら、追いつかないと思い対応策を考えました。
野球漫画メジャーの茂野吾郎にならって左投げに転向
野球漫画「メジャー」の主人公茂野吾郎は小学生の時に無理をして利き腕の右肩を痛め一度は投手をあきらめますが、プロ野球で投手をしている義理の父親からのアドバイスで左投げに転向し、見事メジャーリーグで成功をおさめます。
そこで私も茂野吾郎を見習い、左投げへの転向を目指すことにしました。目標は、球速80キロと30メートル程度の遠投ができるようになることです。
半年くらい練習した結果、10mくらいの距離であれば、そこそこのボールを投げられるようになり、まだそれほど上達していない子供とはなんとかキャッチボールすることができました。
星飛雄馬は左投げから右投げに転向したが、実は利き腕は右
余談になりますが、「巨人の星」の主人公の星飛雄馬は最初は左投げでしたが、大リーグボール3号を投げたことで腕を痛め、一度はプロ野球を引退し、「巨人の星」は終わりましたが、「巨人の星2」では右投げで復活します。
最初は左投げだったので左利きと思われていますが、実は右利きで、父親の星一徹が投手は左投の方が有利ということで、小さいころから左投げに矯正していました。
私の子供は右利きですが、さすがに左投げに矯正しようとは思っていませんが、左打ちにしてみたいと思って、打つときは左で打たせています。
左投げ転向により右脳を強化
残念ながら子供は野球への関心はあまりないため、今後キャッチボールする機会はあまりなさそうです。そういうことで左投転向は止めようと思いましたが、将来もしかしたら野球をやることもあるかもしれないということと別の目的で継続しています。
人間の脳は右脳が論理的な思考、左脳は感覚的な思考をつかさどり、右利きのほうが左脳、左利きのほうが右脳が発達すると言われていて、芸術家に左利きが多い傾向があるそうです。そこで、左投げに転向することで右脳が強化できるのではと考えました。
五十肩の影響はキャッチボールだけではなく、普段の生活にも支障をきたしました。右手で頭より上にあるものが取れないのはもちろんですが、お風呂で頭や背中を洗えない、トイレでお尻を拭けない、などが右手ではできないので、左手でするしかありません。そこで右脳強化のために、それ以外の動作も極力左手で行うようにしました。
右脳強化の効果のほどは分かりませんが、これからのセカンドライフに感覚的な思考が加味できたらいいなと思っています。
五十肩予備軍は日ごろから肩を動かすようにして予防を
当然のことながら五十肩の治療は行っていますが、なかなか良くはなりません。整形外科で電気治療や物理療法を行い、水平から45度くらいの角度までは1か月程度で腕が上がるようになりましたが、そこから上に上がるようになるのに、かなり時間がかかります。治療を開始してから1年弱経ち、ようやく真上まで上がるようになりましたが、腕を回すと痛みがありキャッチボールできるまでは回復していません。
とにかく痛いし、回復に時間がかかるので、五十肩予備軍の方は、日ごろから肩を動かすようにし、できれば肩のストレッチをするなど、予防に努めることをお勧めします。
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